会社員から未経験の職人の道。一年間を通して感じた事

一年ぶりになりますが、ブログを書いていきます。

前回、一年前に書いた記事は、15年間勤めた会社から職人業へ転職を決意した時の気持ちを書いた内容でした。

なぜクロス職人に転職したのか?等の当時の心境を書いているので前回のブログを見て頂けたら嬉しいです。

→15年間務めた会社を退職します。自分で選択して進んでいくという事

今回は職人業へ転職をし、実際に働き始めてからの内容を書いていきたいと思います。

旧Twitterには途切れ途切れで呟いていましたが、一年を振り返る意味で、その当時の気持ちを整理しつつ勝手に近況報告として今回も書いていきます。

どうぞよろしくお願いします。

 

未経験の職人業へ

改めてボク自身が転職した職業としては、クロス職人という家の壁紙を貼る職業です。

過去に何度かお手伝いに行かせてもらいましたが、全くのド素人な感覚です。

 

自分が雇ってもらっている会社は、身内でもあるお義父さん会社です。

身内な分、見ず知らずの会社に入る訳では無かったので、とてもありがたい事だと思います。

 

会社には義兄さんとボクが正社員という形で、他に専属という形で4人の親方達がいます。

元々、職人というイメージは厳しい怖い人ばかり…というイメージでしたが、4人の親方達はイメージとは違いました。

 

勿論、仕事となれば厳しさはありますが、乱暴な指導だったり昔の職人像の様な、見て覚えろ、一回教えたからもう教えない、

という様な事はなく、分からない事、出来ない所でつまづいていたら丁寧に指導をしてもらっています。

 

そしてこれも昔の職人像の働き方として、見習いは雑用事のみで数年間はクロスを貼らせてもらえない事、技術的なところは見て覚えろ。

という事を聞いたり、見習いとして自分でも覚悟はしていました。

しかし、雑用がメインながら一か月目から実際にクロスを貼らせてもらえる場面や、時間を割いてまで小さい所の指導もしてもえる事が本当にありがたい所だと感じるところです。

 

そして日々の現場の種類も新築工事からアパートのリノベーション。施設の貼り替え工事など。

出向く現場先も色々とあり、神奈川県内でも海沿いでの現場が終わったと思えば、山が近くの施設の工事があったりと、都心の高級住宅街での工事など新鮮な日々です。

 

一見すると毎日が楽しく仕事が出来る環境だと思いますが、

自分のメンタル面、気持ちの内面的な弱さや自信の無さ、これまで悩みでもある部分が、表だって出てくることもありました。

自信が持てない・積極性が無い・不安が相手に伝わる

 

いざ転職を決意し、働き始める時の自分の本音は実は、不安と迷いしかない様な状態でした。

 

それは前回のブログでも書いていますが、職人の道に進む事を本当に心の奥底から湧き出たものではなかったので、迷う気持ちもありながらの見切り発車状態だったからです。

 

自分がそれでも決心した道に進みだしたはずなのに、どこか不安な気持ちがずっと心にありながら当日を迎えた事を覚えています。

 

そんな気持ちの不安や迷いは直ぐに社長(お義父さん)に見抜かれていました。

働き始めて数か月経った頃、社長とじっくり話す機会がありました。

その時に、簡単に一言でまとめると

『やる気が感じられない』『このまま職人としてやっていく気はあるのか?』

という事を指摘されました。

 

上に書いた様に職人像の中でも、職人は自分の身ひとつで手に職を付けていくので、ガシガシと自分から仕事を取っていく事や覚える姿勢が大切なのですが、そういった積極性が自分からは感じられない・・・

働く姿を見ていても不安が表に出過ぎていて、後々お客さんと接する時に相手に不安が伝わる…

という事を社長から言われた瞬間はとてもショックでした…(涙)

 

自分自身は何とか覚えようというしているのに‥‥。頑張っているのに…。という気持ちが沸き起こっていました。

 

その後冷静に自分を見つめ直すと、やはりどこか引いてしまう自分がいたり。

消極的なネガティブな部分が無意識に普段の表情や姿勢に現れていたのです。

 

それが周りから見た時に、やる気が見えなかったり、本当に職人としてやっていく気があるのか?という気持ちにさせてしまう事に繋がっていた事がありました。

 

どうにもならない事に気を使い雑になっていく

ここで書くどうにもならない事とは、相手や周りの期待に応えようとする事や、過度に相手に嫌われない様にする事です。

これは昔からの癖でもあります。

今の状況では、親方に嫌われない様に過度に気を使ったり、早く早く雑用をこなし親方の期待に応えたい気持ちで動いていた事がありました。

 

しかし、早く急いでやろうとすると焦りが出て、雑用事から下処置、クロス貼りも全てにおいて雑になっていき、見た目も雑な仕上がりになります。

早くやろうと焦っている時ほど、失敗したり、クロスは貼れても見た目が良くない仕上がりになる事が多いです。

焦る自分が多いのは、早くやらなくてはいけないと思い込んでいるからです。

結局は遅いからダメな奴だと思われると感じ、常に焦りながら早く早く進めようと無意識にしている自分がいます。

 

そういった自分が思い込んでいるどうにもならない事にばかりが頭にあり、もっと大切な事に集中出来ていなかったと気づく事もありました。

 

遅くてもゆっくりでも先ずは正確に仕上がり重視 お客さんのために

 

ある時に、焦りながら作業をしていた結果、下処理施工中に新築の棚に傷を付けてしまう事がありました。

その時に親方から叱られました。

しかし頭ごなしでは無く、自分が焦ってバタバタと仕事をしていた結果だったからです。

その時から言ってもらえる事は

『焦らなくて良い!』

『ゆっくりでもいいから丁寧に仕上げる事が今は本当に大切な時期』

 

結局よく考えていくと、今の自分が早くやろうとする事は、親方達からすれば別に望んでいないという事でした。

それよりも丁寧にキレイに仕事をする事がお客さんの為には大切な事です。

 

結局は自分が焦る事や、周りに遅くて迷惑を掛けない様にしたいという気持ちは、自分の事しか考えられていない状態です。

お客さんの気持ちよりも自分の気持ちを優先した時に親方からの怒鳴りがよくあります・・・・

もし自分の家を工事してもらっていた時に、同じように雑に仕事をされたら自分はどう思うのか?

という事が全てだと思います。

数年前と変化が感じられる事

これまで書いてきた様に不安やダメな部分がありながら、常に学びが多く一年継続する事が出来ています。

 

勿論、今の周りの環境に助けてもらっているからこそですが、落ち込んだり上手くいかない事が多い時、自分との向き合いをここ数年間してきた事が活きていると感じています。

昔の自分だったら、ただ落ち込んで、ずるずると日々を過ごして納得出来ないまま心の内に飲み込んでしまったと思います。

その結果、社長の言葉や親方達の言葉も理解出来ていなかったと思います。

 

多少なり、その時に感じた気持ちと向き合い、納得出来たり、一人で出来ない時は、家族や仕事の上司である義兄さんに相談してみたり。

誰か周りに頼れる、という選択も出来る様になった事がだたネガティブで終わらない考えになれてきたと感じます。

 

一年間を通して小さい事の積み重ねですが、少しづつ仕事面も精神面も不安はありながら楽しめる時間が多くなってきたのも感じます。

働き始めて数か月目に言われた不安な部分も、社長から最近働く姿勢が良くなって変わってきていると言ってもらえたり。

一人で現場も入る機会もあったりと少しづつ成長も感じる事が出来てきています。

最後に

一年間をざっくりと振り返りました。

自分は元々が覚えが悪く、動きもぎこちないので成長スピードが遅いのは自覚しています。

それを過度に卑屈にならない様に意識もしながら、一年前の自分と比べた時に出来なかった事が出来ているし、覚える事も増えてきています。

半年前の自分、一年前の自分と比べて成長している事を自分が自覚していく事の大切さも学びました。

またこれから山あり谷ありの職人としての二年目が始まります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

僕がネガティブな部分は受け止めつつ、過剰に落ち込み過ぎない考え方を学べている場所はこちらです
→未来型*夢の降るみち

 

 

 



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